土地の相続税評価額の計算方法は?
土地の相続税評価額のベースとなる額を計算するには2つの方法があります。
- 路線価方式:
相続税評価額 = 路線価 × 土地の面積(× 補正率)
- 倍率方式:
相続税評価額 = 固定資産税評価額 × エリアごとの倍率
土地の評価が2つある理由
相続税評価額の求め方に2方式あるのは、市街地の地価に反映される要件が複雑化していることが背景にあります。
市街地では、面している道路の状況、使い勝手、間口の広さ、土地の形など、さまざまな状況が土地の価格に反映されるため、同じような立地でも価格に差が出るのが一般的です。
それら条件を反映させるために用いるのが、道路(路線)に設定される路線価というわけです。
倍率方式は路線価が設定されていないエリア、つまり、土地の評価がさほど複雑にならない地域で採用するかたちをとっています。
土地の相続税評価額にかけられる補正にはどんなものがある?
土地の相続税評価額には以下のような補正がかかる可能性があります。
- 不整形地補正
- 間口狭小補正
- 奥行長大補正
- 規模格差補正
カーブしている土地、土地が道路より奥まっており、狭い通路でつながっているなどの理由で補正がかかることもあります。
自分で計算も出来ますが、調べることも多いので専門家に依頼するのが一番安全です。