公示価格とは実勢価格との違い
「公示価格」と「実勢価格」はどちらも土地の価格を示すもので、不動産売買において土地の評価額を知りたい時に参考にする価格です。
公示価格とは
国土交通省が発表する土地売買の目安となる価格のこと
実勢価格とは
売買する時に実際に取引される価格のことで、当事者間で決めるもの
公示価格(公示地価+基準地価) | 実勢価格 | |
概要 | 国土交通省や各都道府県が毎年発表する指標 | その土地の取引が成立する(した)価格 |
決め方 | 不動産鑑定士が鑑定後、国土交通省または各都道府県が審査をして価格が決まる | 売買する当事者の間で、自由に価格が決まる |
評価時点 |
公示地価:毎年1月1日(3月に発表) |
その都度 |
補足
土地の価格は「一物五価」と呼ばれ、5つの指標があります。
公示地価
国土交通省が発表する土地売買の目安となる価格のこと
基準地価
都道府県が発表する土地売買の目安となる価格のこと
路線価(相続税路線価)
国税庁が発表する相続税や贈与税の基準となる価格のこと
固定資産税評価額
市区町村が固定資産税を計算するために不動産を評価した価格のこと
実勢価格
実際に土地の売買が行われる価格のこと(または取引された価格のこと)