路線価とは実勢価格の違い

路線価とは実勢価格の違い

 

「路線価」と「実勢価格」はどちらも土地の価格です。

 

 

路線価とは?
国税庁が土地の価格を道路ごとに決めて、毎年発表されるもの。

 

「相続税路線価」
「固定資産税路線価」の2つがあります。

 

前者は相続税や贈与税の算出に使われ、後者は固定資産税や都市計画税などの算出に使われます。

 

例えば両親が亡くなって土地を相続した場合、土地の価値に応じた相続税を納める必要があります。その計算に使うのが相続税路線価です。

 

実勢価格とは?
売買する時に実際に取引される価格のことで、当事者間で決めるもの。

 

販売開始時点の売り出し価格ではなく、実際に取引が終了した時点での価格をいいます。

 

 

路線価と実勢価格の違い

 

路線価(相続税路線価) 実勢価格
概要 国税庁が毎年発表する指標 その土地の取引が成立する(した)価格
決め方 精通者の意見などをもとに国税庁が決める

決まった価格は無い
自由に価格が決まる

評価時点 毎年1月1日(7月に発表) その都度

 

国税庁が毎年決定して公表している路線価に対し、実勢価格はその土地ごとに取引が成立する価格のことで取引ごとに都度価格が変わります。

 

つまり、路線価はあくまで基準となる価格(決まった価格)であるのに対し、実勢価格は決まっていない価格という大きな違いがあります。

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