不動産売り出し前の注意点
不動産の売却は人生でも大きなイベントの一つ。なんとしてでも成功させたいものですが、不動産売却を成功させるには様々な注意点があります。
不動産の売却には、一般市場に物件を売り出す「一般的な不動産売却」「不動産会社が買い取る方法(買取)」「任意売却」など、さまざまな方法があります。
「いつまでに売りたいか」「売却代金でローンを完済できるか」「不動産売却後の住み替え先が確保できているか」など様々な状況に合った売却方法を選ぶことが大切です
売り出し価格を決めるためには、不動産会社へ査定を依頼する前に、近隣の物件相場を調査しておくことも大切です。
不動産会社が提示する査定額は必ずしも正しい価格ではありません。近隣の相場を把握しておけば「もっと高く売れたのに・・!」と安売りして後悔しなくなるでしょう。
不動産を売却する際には手数料や税金などさまざまな費用がかかります。不動産の売却価格がそのまま利益になるわけではないので注意しましょう。
一般的には不動産売却額の5〜7%の費用がかかります。例えば、不動産を2000万円で売ると100万円近くの費用がかかることになります。
不動産売却の注意点
複数の会社に査定を依頼した際、つい高額査定をした会社に仲介を依頼したくなりますが、提示された査定額で売れる保証はありません。
本質的には「信頼して任せられる会社か?」を見極めて仲介会社を選びましょう。不動産会社を選ぶ際は企業と営業マン両軸で比較するのが基本です。
不動産会社の担当者を信用して任せているだけでは、もしかしたら知らない間に貴重なチャンスを失っている可能性があります。それが、不動産会社の担当者による物件の囲い込みです。
依頼者側としては、物件をできるだけ広く外部にも公開して、購入希望者を募ってほしいもの。しかし、不動産会社としては、ほかの不動産会社の客が購入した場合には片手仲介(売主もしくは買主のみの仲介)となり、自社の客が購入する両手仲介(売主買主両者を担当する仲介)の場合ほど報酬を得られないという事情があります。